タイ移籍はなし、夢はアメリカ、ブラジルにも注意。元ユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロはこの数日、自らの今後を決めているところだ。19年を過ごしたユヴェントスを離れた同選手の未来は、イタリアから遠くにある。

10日夜、デル・ピエーロの兄で代理人を務めるステファノ・デル・ピエーロ氏は、トリノでタイのムアントン・ユナイテッドからのオファーを聞いた。肖像権やグッズ販売などを含めた年俸500万ユーロの2年契約という良い条件だ。だが、デル・ピエーロはこれを断った。ステファノ氏はこれから、新たな戦略を立てるために、デル・ピエーロと話し合うだろう。

周囲を見渡し続けているデル・ピエーロは、耳をアメリカとブラジルへ向けている。夢はMLSだろう。なかでも望むのは、ロサンゼルス・ギャラクシーだ。だが、デル・ピエーロに適切なサラリーを用意すべく、同クラブは特別指定選手の3人(デイビッド・ベッカム、ランドン・ドノヴァン、ロビー・キーン)のうち、一人を放出しなければいけない。

一方で、ブラジルへの注意はますます強まっている。フラメンゴがすでに前へ出てきているが、デル・ピエーロにはほかのリオ・デ・ジャネイロのクラブや、サンパウロ州のクラブからもオファーが届いているようだ。