ベガルタ仙台首位の要因を探る
守りは強いがケガ人続出
J1第13節
川崎 3対2 仙台
(5月26日 等々力スタジアム)
★5月に入ってちょっと息切れ
6月上旬のワールドカップ最終予選に代表選手を出すため、Jリーグが3週間の中断に入った。
中断前最後の第13節は等々力競技場に行った。首位のベガルタ仙台を見るためである。
ベガルタ仙台は開幕から4連勝、引き分けを挟んで3連勝、さらに引き分けを加えて9試合負けなし。5月6日に地元で清水に敗れたが、さらに1引き分けのあと優勝候補の名古屋に4対0の圧勝。首位をキープし続けている。その強さの要因は何なのか。中断前にそれを見ておこうと思った。
残念ながら、この試合では、仙台のいいところを見ることはできなかった。地元の川崎フロンターレに土壇場で逆転された。スタート・ダッシュには成功したが、5月に入って、ちょっと息切れである。
★守備と中盤の組織と運動量
仙台の強みは守りにあると言われている。
前年、順位は4位だったが、総失点ではJ1最少だった。
今季も、第12節まで総失点9でJ1最少である。総得点は25でジュビロ磐田の24に次いで2位、総得点と総失点の差は+16で断然トップだ。攻守ともにいい。
ところが、この日の試合は良くなかった。ケガ人が多かったためらしい。
記録を見たところ、前節は守備ラインの両サイドは、先発が90分出ているのに、この日は2人とも途中交代している。ケガによるものではないかと推察した。右サイドの菅井直樹は左足を痛めていたことが報道されていた。
センターバックと中盤も組みかえられた。中盤右サイドの関口訓充が左膝靭帯損傷で初めて欠場したのが攻守に大きく影響しただろうと思った。
★中断期間に立て直せるか?
Jリーグ中断直前の1試合を見ただけだから確かなことは言えないが、ベガルタ仙台が首位を走った要因は、守備ライン4人と中盤の4人が連動した守備の組織と運動量にあったのではないか。
この日の試合は、活発な攻め合いで90分を終わって2対2だったが、3分の追加時間に入ってから川崎が決勝点をあげた。
仙台は今季2敗目。13節を終わって8勝3引き分け2敗で首位は保った。しかし広島が、この日勝って、勝ち点2ですぐ後ろに迫ってきた。
今後、3週間の中断期間中に、ケガ人が回復するかどうか? チームを立て直すことができるかどうか?
手倉森誠監督の腕の見せどころである。
J1第13節
川崎 3対2 仙台
(5月26日 等々力スタジアム)
★5月に入ってちょっと息切れ
6月上旬のワールドカップ最終予選に代表選手を出すため、Jリーグが3週間の中断に入った。
中断前最後の第13節は等々力競技場に行った。首位のベガルタ仙台を見るためである。
ベガルタ仙台は開幕から4連勝、引き分けを挟んで3連勝、さらに引き分けを加えて9試合負けなし。5月6日に地元で清水に敗れたが、さらに1引き分けのあと優勝候補の名古屋に4対0の圧勝。首位をキープし続けている。その強さの要因は何なのか。中断前にそれを見ておこうと思った。
残念ながら、この試合では、仙台のいいところを見ることはできなかった。地元の川崎フロンターレに土壇場で逆転された。スタート・ダッシュには成功したが、5月に入って、ちょっと息切れである。
仙台の強みは守りにあると言われている。
前年、順位は4位だったが、総失点ではJ1最少だった。
今季も、第12節まで総失点9でJ1最少である。総得点は25でジュビロ磐田の24に次いで2位、総得点と総失点の差は+16で断然トップだ。攻守ともにいい。
ところが、この日の試合は良くなかった。ケガ人が多かったためらしい。
記録を見たところ、前節は守備ラインの両サイドは、先発が90分出ているのに、この日は2人とも途中交代している。ケガによるものではないかと推察した。右サイドの菅井直樹は左足を痛めていたことが報道されていた。
センターバックと中盤も組みかえられた。中盤右サイドの関口訓充が左膝靭帯損傷で初めて欠場したのが攻守に大きく影響しただろうと思った。
★中断期間に立て直せるか?
Jリーグ中断直前の1試合を見ただけだから確かなことは言えないが、ベガルタ仙台が首位を走った要因は、守備ライン4人と中盤の4人が連動した守備の組織と運動量にあったのではないか。
この日の試合は、活発な攻め合いで90分を終わって2対2だったが、3分の追加時間に入ってから川崎が決勝点をあげた。
仙台は今季2敗目。13節を終わって8勝3引き分け2敗で首位は保った。しかし広島が、この日勝って、勝ち点2ですぐ後ろに迫ってきた。
今後、3週間の中断期間中に、ケガ人が回復するかどうか? チームを立て直すことができるかどうか?
手倉森誠監督の腕の見せどころである。
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