奥さんの口紅が派手になったら要注意(画像はイメージです)。

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「浮気」といえば、何かと話題になるのは夫や彼氏の話。でも、今は女性の、それも、「既婚女性の浮気」が増えているらしい。

「女性の社会進出の影響もありますし、『出会い系』などの機会が増えているせいもあると思います」と話すのは、20年間で2万件以上のカウンセラー経験を持つ、夫婦問題研究家・岡野あつこ先生。
「男性に比べ、女性が浮気することはタブー視されているためか、あるいは女性特有の真面目さからか、女性の場合は、相談に来たときには浮気を隠していることが多いんです」

自ら浮気の話はしないが、なんとなく違和感があらわれるのは、「口紅」だと言う。
「たいてい離婚の相談に来る人は、暗い色の口紅をしていて、地味な印象になっていることが多いんですが、なかには妙に明るい口紅をつけている女性がいるんです。そういう人に『もしかして……?』と聞いていくと、『実は好きな人がいる』と告白するパターンが多いんですよね」

もともと明るい色の口紅をチョイスしているためなのか、肌ツヤの良さなどから発色が良くなるのか、いずれも考えられるが、「全体に浮気をすると派手になる、オーラが出て、妙にキレイになる」という印象があるそうだ。
「男性に比べ、女性は自分のトキメキを心にしまっておけないんでしょうね。女性はスゴイと思いますよ」

では、奥さんのことを「もしかして怪しい?」と思ったとき、男性はどうすれば?
「『怪しいな』と思うときは、女性は調べたり、探偵をつけるなんてこともありますが、男性はメンツやプライドを保つためか、現実を直視したくない人が多く、調べない人が多いんですよ。でも、もし怪しいと思うのなら、奥さんが悪いわけではなく、『奥さんが狙われている=家に空き巣が入っている』ようなものですから、羊を狙うオオカミがいないかきちんとアンテナを立てることが必要です」

でも、それで浮気が判明したら? しかも、奥さんが自らすすんで浮気してたとしたら?
「怒りをぶつけてはダメ。怒っても良い結果にはならないので、男だからこそ論理的思考で何が起きているのかしっかり分析し、対策を練りましょう」

分析&対策で、具体的に必要なこととは?
「まず奥さんに、自分が一家のリーダーとして頼りになると思わせること。『自分を大切にしてくれている』と感じさせること。家事や子どもの世話もやり、仕事もしっかりやって、尊敬されるようにすること。女性は後ろめたさを感じれば、戻ってきますから」
ちなみに、浮気が発覚した後に妻が戻るかどうかは、実は「浮気相手次第」というところも大きいそう。
「浮気相手の本気度合によるんですよね。相手が本気だったら、そこにいくけど、遊び人だったら、夫に戻る人が多いです。女の人は気持ちで戻るのではなく、生活力・打算で戻ることが多いんですよね」

最終的には、「生活が成り立つかどうか」が女性側には大きな問題となってくるため、「経済的な面で浮気相手に差をつける」「誰が生活のめんどうをみているのかという現実問題を突きつける」ことなども有効だそう。

男性にとっては「理不尽な……」と思うところもありそうだけど、感情でぶつかっては悪い方向にしかいかないもの。まずは冷静に現実と向き合う必要があるようです。
(田幸和歌子)