中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「清華大学の教授は日中の民度の差は30年といったが、80年は開きがあるはず」というスレッドが立てられた。スレ主のこの主張に対してさまざまな意見が寄せられた。

 清華大学は中国では北京大学とともに最高学府の双璧といわれている。スレ主はそこの教授が述べた「日中の民度の差は30年」という主張に対して「30年どころではなく、80年はある」と主張し、その根拠を長文で紹介したところ、下記のような意見があった。

・「30年は楽観的すぎる。50年ってところじゃないか?」・「日本は地震が起きても秩序正しいのに、中国ではちょっとデマが流れただけで塩の買い占めに走る。少なくとも70年の差はあるね」・「本当の答えは80年」・「日中の開きは本当に大きい!」

 一方で30年という意見に同調するコメントとしては次のようなものがあった。

・「だいたい30年ってところでしょう。オレもそう思う」・「30年という意見に反対はしない。でも道に落ちているものを拾わないというのは信じられない」

 さらにはごくわずかではあるが、もっと積極的な見方の人もいて「ここ数年の中国での民度向上運動の成果を見ると、20年以内には良くなる」と述べる人もいた。また、このような掲示板では必ず「売国奴になるのは簡単だな」というように、スレ主を売国奴扱いするコメントを寄せる人がいる。これに対しては次のようなコメントがあった。

・「なぜ中国よりも日本の方が勝っている点を指摘すると“売国奴”のレッテルを張るのか。わが中国はまだそこまで卑屈になるところまで落ちていないだろ」・「それならば、魯迅が最大の売国奴ということになる」

 全体的にはスレ主の意見に同調するものが多く、「日本国民の民度は確かに中国より高い。じっさい、中国より民度の高い国はほかにもたくさんある。これは争うことのできない事実」、「わが国の民度はヒドイ。米国といい勝負」などのコメントが寄せられていた。(編集担当:畠山栄)