4日に行われたセリエA第26節、ローマ対ラツィオのダービーマッチは、2−1でアウェーのラツィオの勝利に終わった。決定的となったのは、開始序盤にGKマールテン・ステケレンブルフが退場となり、ローマが80分間にわたって10人での戦いを強いられたことだ。

今季のダービーが連敗に終わり、ローマのルイス・エンリケ監督は強烈な言葉で不満を表している。

「私は11人でローマダービーを戦いたい。それでどうなるかを見てみようじゃないか。残念ながら、このインテンシティの中で、こういうレベルであれば、こういうミスは高くつく。だが、私が何をしたっていうんだ。どうしてこんなクソみたいなことになる?」

「だが、選手たちに何も責めるところはない。彼らは10人でも本当に全力を尽くしたし、最後まであらゆることにトライした。決勝点? 何を言えっていうんだ? 我々は守備に関してもかなり練習してきた。我々はまだビッグじゃない。ここで長く仕事をし、一緒に成長できるように願っている。これでラツィオとは勝ち点10差となったが、まだ12試合残っている。信じて仕事を続けなければ」

一方、ラツィオは当然盛り上がっている。10日前に辞表を出したエディ・レヤ監督だが、今季のダービーは連勝。スヴェン・ゴラン・エリクソン元監督以来、14年ぶりのことだ。レヤ監督はこの勝利を夫人に捧げている。

「彼女はずっと苦しんだだが、今では私に対する抗議もなくなり、より冷静に試合を楽しめている。このダービーはグループの勝利だ。彼らは困難にあればあるほど、さらなるエネルギーを見出すんだよ。本当に素晴らしいシーズンを送っており、本当に素晴らしいチームなんだ」

「(リオネル・)スカローニと(ハビエル・)ガリードは素晴らしかった。賛辞を送りたい。今日の試合で“デビュー”というのは簡単じゃなかったはずだからね。3位という目標がある。我々はそれを達成するために全力を尽くすよ」

「全員が大変な犠牲を払った試合だった。ただ、2−1としてから、3、4回チャンスを逃した。これはあってはならないことだ。ただ、(ステファノ・)マウリのゴールが決まる前から、チームは正しいバランスを手にしていたことは言っておかなければいけない」

「私の契約? (ジャンフランコ・)ゾラは友人であり、いつか彼がラツィオを率いるように願っている。ただ、10年後にね」