ロッキ主審のことは忘れ、リーグ中断を生かし、新たな歩みでリスタートを切る。議論を呼んだナポリ戦から一夜、インテルはページをめくろうとしなければいけない。

最初の過密日程となった序盤戦は落胆する結果に終わったが、まだ最終目標に向けて危険な段階ではない。これからの2週間で、おそらくは鍵を握る選手たちも戻ってくるはずだ。ナポリにホームで0−3と敗れたが、すべてがダメなわけではない。

あまり楽観的になりすぎてはいけないが、インテルのサポーターにとって慰めとなるのが、ナポリ戦での最初の40分間のパフォーマンスだ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ前監督の下でのスタートダッシュの失敗が重く響くが、インテルを取り巻く多くの人が、監督交代によって物事が変わったと確信している。ナポリ戦の出だしは、その印象を裏付けることになった。チームは秩序だけでなく、攻める力も取り戻したのだ。

マイコンの復帰は大きな要素だろう。ナポリ戦の最初の3分間で、マイコンは3度も相手のエリアに迫った。ハビエル・サネッティが右サイドで再び活気を取り戻したことも、このチームにとって最も危険なプラスの武器となっている。

代表ウィークでインテルが支払う代償は限られている(招集されている選手は以前より少ない8名)。その代表ウィークによるリーグ中断で、クラウディオ・ラニエリ監督はレギュラーのメンバーを取り戻すことができるはずだ。

リカルド・アルバレスはヴェスレイ・スナイデルと、ジョエル・オビはデヤン・スタンコビッチと代わることになる。戦力としても経験値としても増すことは確実だ。リーグ再開初戦となるカターニア戦では、チアゴ・モッタとアンドレア・ポーリの準備も整っているだろう。中盤における重要な代役だ(再開後も3日おきの試合が続く)。

最後に、日程について。リーグ戦ではアウェーでカターニア、アタランタと対戦し、その間のミッドウィークの試合では、ホームにキエーヴォを迎える。29日に控えるユヴェントスとのホームでのビッグマッチに向け、良い弾みをつけることができるかもしれない日程なのだ。