米国のブログ「20vn」では、日常生活の中で日米の違いを観察することで、本当の日本文化を知ることができるとつづっている。

 筆者は、日本へ旅行しようとしている人のほとんどは、有名な寺や古い城、博物館などを訪ねるが、これらの場所を訪問しても本当の日本文化を見ることができないと伝えている。

 筆者は、訪日したらコンビニエンスストアやファミリーレストランなどに行くことを勧めている。日本にはサークルK、ローソン、セブンイレブンなどのコンビニエンスストアがあり、ここで注目すべきはテイクアウトの食べ物だと記している。

 米国ではサンドイッチ、ホットドッグ、ハンバーガーなどが主流だが、一方日本では、サンドイッチ、ハンバーガー以外に、麺類、バラエティに富んだ弁当類、さらにデザートも多種揃っていると筆者は語る。

 さらに、パンもカレーや焼きそばなどのおかずが入ったものもある、とバラエティーに富んだ日本の食文化について触れている。

 しかし、残念ながらセルフサービスのホットコーヒーは日本で見つけることができず、コーヒーは缶に入っていることが多いと感想を述べている。そして何よりも驚くべきことは、コンビニの食べ物がレストラン並みにおいしいことだと感動した様子を伝えている。

 次にファミレスに行ってみることも勧めており、ファミレスはすばらしい食事でもファストフードでもなく、家族みんなで行けるレストランだと紹介している。

 日本では米国のデニーズやココスなどのチェーン店があり、米国同様、食事はすごくおいしいわけではないと伝えている。

 しかし、子供の食事メニューはとても楽しいと述べ、子供用に少量でさまざまな食べ物が一皿に盛られており、おもちゃやエプロンも用意されており、米国ではこのようなサービスはないと印象を語っている。

 また日本での楽しみの1つは、スターバックスやマクドナルド、ピザハットなど、故郷のチェーン店に行くことだと語る。米国で慣れ親しんでいる習慣と異なることを楽しむのも、日本文化を知る良い機会になると伝えている。

 日本のマックでは朝食にホットドッグがあるが、なぜホットドッグが朝食か分からないが、とにかくサービスされていると語る筆者。また、照り焼きバーガーは日本で人気メニューだが、米国ではハワイ以外に見かけないとも伝えている。

 スターバックスでは、日本人の気質からか、エスプレッソの職人は非常に礼儀正しく、正確で好ましい感じがすると好印象を抱いた様子。一方米国では、笑顔もなく、個人的な問題についておしゃべりしている場合が多いと語っている。

 筆者は1つ不満なことは、カップのサイズが日本の方が小さいことだという。日本の小さなサイズのコーヒーは米国には存在しないし、米国の大きなサイズは日本にない。しかし価格はほぼ同じだと不満そうな様子で語っている。

 筆者は、寺院や富士山ももちろんすばらしいが、このような日常的なことを観察することで、見えてくる世界もあると締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)