【日本アカデミー賞特集】最優秀作品賞は『告白』に決定
最優秀作品賞は『告白』です。
受賞作品が声高らかに発表されると会場にどよめきが起こった。
日本アカデミー賞協会が主催する日本の映画賞である「第34回日本アカデミー賞」の授賞式がグランドプリンスホテル新高輪にて行われた。この賞はテレビの普及によって1950年代後半以降、観客減少に悩まされた映画関係者らが邦画界の活性化のためアメリカ合衆国のアカデミー賞を模し、その「暖簾分け」という形で設立し1978年に初開催された現在まで続いている。
今回、数ある日本映画の中で『悪人』『おとうと』『告白』『孤高のメス』『十三人の刺客』が優秀作品賞を獲得している。中でも『悪人』は過去最多である13部門15個の優秀賞を獲得していて最優秀作品賞の期待が高まっていた。しかし、結果は『告白』に軍配があがった。監督の中島哲也も「(監督賞までで)終わったと思っていたのに」と驚きを隠せなかったようである。また驚いた分、こみ上げている感動もひとしおだったのか、涙で声を震わせて自分のコメントは言葉少なく出演者にインタビューをバタンタッチする場面も見られた。
各最優秀賞は次の通りである。
■最優秀作品賞:『告白』
■最優秀アニメーション作品賞:『借りぐらしのアリエッティ』
■最優秀監督賞:中島哲也『告白』
■最優秀脚本賞:中島哲也『告白』
■最優秀主演男優賞:妻夫木聡『悪人』
■最優秀主演女優賞:深津絵里『悪人』
■最優秀助演男優賞:柄本明『悪人』
■最優秀助演女優賞:樹木希林『悪人』
■最優秀音楽賞:久石譲『悪人』
■最優秀撮影賞:北信康『十三人の刺客』
■最優秀照明賞:渡部嘉『十三人の刺客』
■最美術賞:林田裕至『十三人の刺客』
■最優秀録音賞:中村淳『十三人の刺客』
■最優秀編集賞:小池義幸『告白』
■最優秀外国作品賞:『アバター』
監督・脚本面では『告白』、出演者部門では『悪人』、技術演出面では『十三人の刺客』の受賞が目立っている。最優秀賞はこの3作品で占められているが、他の優秀賞受賞作品、また惜しくも受賞できなかった作品も素晴らしいものが多いことは変わりない。今後も日本映画発展のために変わらず良作をつくり続けていって欲しい。
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・日本アカデミー賞公式サイト
受賞作品が声高らかに発表されると会場にどよめきが起こった。
日本アカデミー賞協会が主催する日本の映画賞である「第34回日本アカデミー賞」の授賞式がグランドプリンスホテル新高輪にて行われた。この賞はテレビの普及によって1950年代後半以降、観客減少に悩まされた映画関係者らが邦画界の活性化のためアメリカ合衆国のアカデミー賞を模し、その「暖簾分け」という形で設立し1978年に初開催された現在まで続いている。
各最優秀賞は次の通りである。
■最優秀作品賞:『告白』
■最優秀アニメーション作品賞:『借りぐらしのアリエッティ』
■最優秀監督賞:中島哲也『告白』
■最優秀脚本賞:中島哲也『告白』
■最優秀主演男優賞:妻夫木聡『悪人』
■最優秀主演女優賞:深津絵里『悪人』
■最優秀助演男優賞:柄本明『悪人』
■最優秀助演女優賞:樹木希林『悪人』
■最優秀音楽賞:久石譲『悪人』
■最優秀撮影賞:北信康『十三人の刺客』
■最優秀照明賞:渡部嘉『十三人の刺客』
■最美術賞:林田裕至『十三人の刺客』
■最優秀録音賞:中村淳『十三人の刺客』
■最優秀編集賞:小池義幸『告白』
■最優秀外国作品賞:『アバター』
監督・脚本面では『告白』、出演者部門では『悪人』、技術演出面では『十三人の刺客』の受賞が目立っている。最優秀賞はこの3作品で占められているが、他の優秀賞受賞作品、また惜しくも受賞できなかった作品も素晴らしいものが多いことは変わりない。今後も日本映画発展のために変わらず良作をつくり続けていって欲しい。
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