イタリア代表を率いるチェーザレ・プランデッリ監督が、自分の国のサッカーを分析している。『ラジオ・スポルティーヴァ』の中で、同監督がコメントを残した。

セリエＡでは現在、12月11日と12日にストライキが決行されることが宣言されているが、指揮官は、「代表監督として、大きな責任を感じている。監督という点からだけではなく、士気という点でもだ。今は解決策を見つけるために動いている人がいるね。選手たちは、変化している世界の職業にいる。クラブは恐れるべきじゃない。必要なのは良識だ。この問題をうまく回避できたら、本当に素晴らしいことだろう」と話している。

また、イタリアサッカーについても意見を述べた。

「イタリアは悪いプレーをしているわけじゃない。たくさんのチームが、一貫性を持ったパフォーマンスで順位を上げようとしている。それが大事なことだろう。ユヴェントスは、確実にスクデットを争う力を持っている。とても組織的で、良いスピリットを持っているね。最後まで争ってくるだろう。フィオレンティーナは約束された未来があるね。優秀な若手がいる。うぬぼれることなく、成長を続けることだ。フィレンツェの人たちは、若手の愛し方を知っているよ」

そして、先月29日に行われたバルセロナ対レアル・マドリーの一戦についても触れた。バルセロナが５−０で大勝したこの一戦について、プランデッリ監督は、「バルセロナよりも良いサッカーをするというのは、とても難しい。イタリアでは、こういったサッカーをするのが大変だ。我々は必死に戦わなければいけないが、その中で観客が喜ぶサッカーを提供しなければいけない」とコメントした。

昨年夏にインテルからバルセロナへ移籍し、うまく馴染めないまま１年でミランに加わったFWズラタン・イブラヒモビッチについては、「プレー哲学の問題だろう。おそらく、異なる選択があったんだ。監督は、それぞれに考え方を持っているものだからね」と、スペインでの不振を分析している。