中国網(チャイナネット)は24日、「クリントン米国務長官が日本メディアに対して発言内容を歪曲(わいきょく)しないよう要求した」と報じた。

 チャイナネットによれば、23日(日本時間同日夜)に行われた前原誠司外相との会談の際、クリントン米国務長官は「尖閣諸島は日米安全保障条約の適用範囲」と述べたのではなく、「双方が対話を行ない、できるだけ早く問題を解決するよう望む」と述べたという。

 またチャイナネットは、クリントン米国務長官の広報を担当するクローリー次官補は「日中関係はアジアの安定において非常に重要であるが、米国は調停やどちらか一方だけを支持することはない」とし、「成熟した国家の間で起きた問題であり、日中両国は自分たちだけで問題を解決する能力があるはずだ」と述べたと伝えた。(編集担当:畠山栄)



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