マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリが9日、イタリアで右ひざ半月板の手術を行った。パヴィアのサン・マッテオ病院でバロテッリの手術を担当したフランコ・ベナッツォ医師は、すべてがうまくいったことを明らかにしている。ベナッツォ教授によると、バロテッリが復帰できるまでには6〜8週間を要するようだ。なお、ベナッツォ教授はインテルが信頼するドクターで、バロテッリは教授のことを近くで知っていたことから、自らパヴィアで手術を受けることを希望した。

バロテッリが負傷したのは、ヨーロッパリーグ予選プレーオフ・ファーストレグのティミショアラ戦。素晴らしいパフォーマンスで1ゴールを挙げたバロテッリだが、試合後に負傷を訴え、プレミアリーグでのデビューがお預けに。さらにケガが複雑なものとなり、今回手術の運びとなった。

なお、バロテッリについてはミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役が8日、いつかミランの選手になったらうれしいとの発言を残しているが、バロテッリは病院に到着した際、これに対して「うれしいね」とコメント。ミランにFWズラタン・イブラヒモビッチが加入したことを問われると、「彼は強いよ」と答えている。

また、バロテッリの将来に関しては、同選手の代理人であるミーノ・ライオラ氏が、次のように話している。

「2年後にマリオがミランへ行く、というのは間違っていると思う。今の彼はケガを治し、シティでうまくやることを考えなければいけない。それからどうなるかを見てみよう。どんな可能性も排除できないのは確かだ。いつかミランへ行くかもしれないというのは否定しないよ。ただ、インテルに戻る可能性や、ユヴェントスとかレアル・マドリーへ移籍する可能性だって排除はできない」