少し前によく聞いた「汚ギャル」や「片付けられない女」などの流行語(?)を経て、もはや「女子=片付け上手」というイメージの方程式は、影が薄い今日このごろ。とはいえ、まわりを見渡してみると、実際は「どちらかというとキレイ好き」な女子がほとんど。結局は部屋だってそれなりにキレイに片付けている人が多いのではと、やや散らかった自分の部屋の中でふと不安に思い、働く女子たちに聞いてみました。ズバリ、「あなたのお部屋は片付いていますか?

その結果は……。

■ どちらかというと、よく片付いている……33.6%
■ どちらかというと、散らかっている……66.4%

なんと、「部屋が片付いている」と胸を張って言える女子は、3人にたった1人! そこまで片付け上手ではない私は、この結果に少しホッとしている一方、同世代女子としてはやや恥ずかしくも感じ、何だか複雑な心境です。

しかし、「散らかっている派」の女子たちに具体的にその様子を聞いてみると、「アイロンがけ待ちのブラウスなどが散らばっている」(29歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)、「本棚に入りきらない本が山積みになっている」(22歳/ソフトウェア/技術職)、「机の上に化粧品やら文房具やらお金やら猫やらが転がっている」(22歳/農林・水産/専門職)など。最後の人の「猫」というのが少し気になることをのぞけば、どれもかわいらしく、また現実的な散らかり具合。

「ゴミ袋が20袋以上玄関にたまっています」という人や、「3年以上掃除機をかけていません」という人など、極端な散らかし屋の女子はひとりもいませんでした。都合のいいように解釈すると、もともと女子は「片付けなくては」というクリーニング意識が高く、その結果、少しでも片付いていない自分の部屋を「散らかっている」と過小評価する傾向がある……のかもしれませんよね!?

さて、そんな女子たちを尻目に、「私の部屋は片付いている」と自負する部屋に住んでいる女子たちには、いったいどのような裏技があるのでしょうか? 

聞いてみると、「使ったものは、すぐに片付けるようにしている」(25歳/ソフトウェア/事務系専門職)や「ものの定位置を決めている」(25歳/人材派遣・人材紹介/営業職)など、適当な場所に放置しないという方法を実践している人がかなり多いことがわかりました。うーん、そうすればよいってこと、私も頭ではわかっているんですけどね……。

また、「汚いのは嫌という意識」(25歳/食品・飲料/事務系専門職)や「彼氏がよく遊びに来るから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)といった、ある意味心理的な追い込みも効果があるようです。

自分のテリトリーに入ってきた他人に突然「ちゃんと片付けたほうがよいですよ」などと言われても、あまり素直に聞く気にはなれないものですが、キレイな家に住んでいる人の部屋を訪れると、自分の部屋もきちんと片付けたいなと思うもの。片付ける動機がほしい人は、働く女子の間で3人に1人しかいない「片付け上手」をどうにか見つけて、定期的にその人の部屋を訪問させてもらうとよいかもしれません(笑)。

(つくしの万葉+プレスラボ)

『escala cafe』にて2010年5月にWebアンケート。有効回答数268件(escala cafe会員)。







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