インテル対サンプドリア戦の判定に不満を抱き、ジョゼ・モウリーニョ監督がタリアヴェント主審を非難し、試合中に手錠をまねるジェスチャーを見せたことで、FIGC（イタリアサッカー連盟）のジャンカルロ・アベーテ会長が、トーンを抑えるべきだと苦言を呈した。

「ジェスチャーやトーンが行きすぎると、正当化できない怒りがつくり出される。今はデリケートな段階だからだ。すべての関係者に対する敬意が必要だよ。あまりに興奮しすぎたサッカーというのは良くないからね」

「個人レベルで要求を通すだけでなく、スポーツをリスペクトする文化の主役になる能力が必要だ。自分の要求は共通の価値を尊重して進められるものだ」

また、サンプドリア戦を受けてインテルのマッシモ・モラッティ会長と電話で話した件について、アベーテ会長は「落ち着いた、ポジティブな話だったよ。モラッティとだけでなく、よくある自然な話し合いだよ」とコメントしている。

一方で、アベーテ会長はイタリア代表のマルチェッロ・リッピ監督との関係について、次のように語った。

「リッピとは南アフリカという目標に集中している。将来？　５月に状況を整理する。リッピは南アフリカへ行くし、ワールドカップ後のシナリオをみなが知ることになるだろう。３月８日にはリッピとベオグラードへ行き、2012年EUROのための試合について計画することを忘れてはいけない。８月11日には戦うんだ。明確なアイデアを持っておく必要がある。ただ、目標はＷ杯で変わらないがね」