石川遼&ファウラーの対決!?
来週の米ツアーはロサンゼルス近郊で開催されるノーザントラストオープン。昨年、石川遼が米ツアーデビューした大会だ。石川は今年も出場が決まっており、間もなく日本を出発してLA入りする。
さて、そのノーザントラストへの推薦出場の最後の4名が発表された。その顔ぶれがなかなか興味深い。デビッド・デュバル、ロッコ・メディエイト、丸山茂樹、そしてリッキー・ファウラーという4名なのだ。
デュバルは元メジャーチャンプながらスランプに陥り、近年は復活できそうでできない相変わらずの不調。今年は条件付きシードのカテゴリーで米ツアーに出場しているが、ノーザントラストには自力出場が叶わず、そこで推薦という救いの手が差し伸べられた。メディエイトは08年の全米オープンでタイガー・ウッズとの死闘を演じたが、持病の腰痛悪化もあり、成績はいまひとつ。丸山は昨年の日本ツアー最終戦で復活優勝を果たしたが、米ツアーからは撤退していることは、ご存じの通り。
こうして見ると、なんかどの顔も「復活」「起死回生」みたいな言葉が当てはまりそうなのだが、そんな彼らとまったく異なるタイプなのがファウラーだ。というのも、ファウラーだけが生粋の新人だからである。
昨秋のフォールシリーズで推薦出場し、いきなり7位タイに食い込んで、その名がちょっぴり知れ渡った。そして翌週も「前週トップ10」の資格で出場すると、3日連続で毎日イーグルを決め、最終日はホールインワンまでやってのけて堂々の優勝争い。プレーオフにもつれ込んで惜敗し、2位に甘んじたものの、「大物に違いない」ということで、その名が一気に全米へ知れ渡った。だが、3試合目は40位と振るわず、推薦出場での稼ぎだけで今年の出場権を獲得する道は失敗に終わった。結局、Qスクール(予選会)に挑戦して自力で今季出場権を手に入れたのだが、それでもQスクールを一発合格したのだから、期待の新人であることは間違いない。
しかし、タイガー・ウッズ不在ということもあり、米メディアはちょっぴりファウラーを持ち上げすぎの傾向がある。当の本人は「プレッシャーもないし、僕の目標はあくまでも来季のシード獲得だから」と自然体を見せている。だが、プレッシャーはやっぱりかかっているようで、今季すでに出場した2試合は連続して予選落ちと振るわない。
そんな中、推薦をもらったノーザントラストは出身地カリフォルニアでの開催ゆえ、今回はファウラーの実力発揮となる可能性が他界。ファウラーに推薦がオファーされた背景には、石川とファウラーの対決や盛り上がりを期待する大会側、米ツアー側の思惑も感じられる。予選ラウンドは2人の同組もありえるだろう。乞う、ご期待!(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)
さて、そのノーザントラストへの推薦出場の最後の4名が発表された。その顔ぶれがなかなか興味深い。デビッド・デュバル、ロッコ・メディエイト、丸山茂樹、そしてリッキー・ファウラーという4名なのだ。
こうして見ると、なんかどの顔も「復活」「起死回生」みたいな言葉が当てはまりそうなのだが、そんな彼らとまったく異なるタイプなのがファウラーだ。というのも、ファウラーだけが生粋の新人だからである。
昨秋のフォールシリーズで推薦出場し、いきなり7位タイに食い込んで、その名がちょっぴり知れ渡った。そして翌週も「前週トップ10」の資格で出場すると、3日連続で毎日イーグルを決め、最終日はホールインワンまでやってのけて堂々の優勝争い。プレーオフにもつれ込んで惜敗し、2位に甘んじたものの、「大物に違いない」ということで、その名が一気に全米へ知れ渡った。だが、3試合目は40位と振るわず、推薦出場での稼ぎだけで今年の出場権を獲得する道は失敗に終わった。結局、Qスクール(予選会)に挑戦して自力で今季出場権を手に入れたのだが、それでもQスクールを一発合格したのだから、期待の新人であることは間違いない。
しかし、タイガー・ウッズ不在ということもあり、米メディアはちょっぴりファウラーを持ち上げすぎの傾向がある。当の本人は「プレッシャーもないし、僕の目標はあくまでも来季のシード獲得だから」と自然体を見せている。だが、プレッシャーはやっぱりかかっているようで、今季すでに出場した2試合は連続して予選落ちと振るわない。
そんな中、推薦をもらったノーザントラストは出身地カリフォルニアでの開催ゆえ、今回はファウラーの実力発揮となる可能性が他界。ファウラーに推薦がオファーされた背景には、石川とファウラーの対決や盛り上がりを期待する大会側、米ツアー側の思惑も感じられる。予選ラウンドは2人の同組もありえるだろう。乞う、ご期待!(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)