アンチェロッティ監督、モウリーニョのプレミア復帰説にも冷静
インテルのジョゼ・モウリーニョ監督がいずれプレミアリーグに戻りたいと語ったことについて、モウリーニョが成功をおさめたチェルシーで現在指揮を執るカルロ・アンチェロッティ監督が自らの考えを話した。

アレックス・ファーガソン監督が引退したあとのマンチェスター・ユナイテッドの指揮官になるのではないかと噂される一方、チェルシーへの復帰も話題に上っているからだ。

「彼には待ってもらわないとね。今は私が監督であり、引き続きチームを率いる。私に言わせれば、モウリーニョはインテルの監督であり、私の敵ではないんだ」
「だが、彼がイングランドに戻りたいと思っているのは驚きでもなんでもない。彼はチェルシーで3年間を過ごし、イングランドサッカーやこちらの環境をよくわかっているからね」
「プレミアリーグは世界で一番のリーグだから、どんな監督でもここで働きたいと思うのは当然だろう。彼の気持ちは尊重するけれど、それだけだ。もうこの話は終わりだよ」

CL決勝トーナメント1回戦の対戦相手がインテルになったことについて、アンチェロッティ監督はできれば避けたかったと正直だ。
「誰にとってもいい抽選結果ではなかったね。別の相手のほうがよかったよ。だが、インテルとモウリーニョをやっつける準備はできている。チェルシーには偉大なチームになって、クラブの理事たちの野望を満足させる要素が揃っている。私が率いてチャンピオンズリーグに優勝したミランのチームに似ているんだ」