韓国ネチズンら「日本の暴力団が来るの?」

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日本の消費者金融大手4社が韓国への進出を図っていることが分かり、韓国国内からは憂慮する声が上がっている。

韓国の金融監督当局によると、日本の大手消費者金融業者「武富士」が出資するメトロ・アジア・キャピタルが先月11日、金融監督院に与信専門金融会社として登録手続きを終え、また、「プロミス」や「アコム」も韓国進出の準備を行っている最中であることを明らかにした。

日本の消費者金融業者は日本国内では飽和状態になっている上、来年の6月から法的な利子上限がこれまでの年29%から20%に下がる。その一方で、韓国国内の利子上限は49%と日本の2倍以上も高く、制度圏金融会社である貯蓄銀行や与信専門金融会社でも30〜40%代の高利融資が可能となっている。韓国メディアは、このような収益性の高さが、日本の消費者金融業者が次々と韓国市場に目を向ける理由だとしている。

現在、韓国の消費者金融業界は、すでに半分近くが日本資本の会社に浸食されている状態だ。在日韓国人が設立した業界第1位の「ラッシュ・アンド・キャッシュ」と、日本の三和グループが出資している第2位の「サンワマネー」の2つだけを合わせても、韓国国内における融資額の約70%を占める1兆8000億ウォンに達すると見られている。

だが、今回、韓国に進出を図っている消費者金融大手4社は、最小で12兆、最大で22兆に達する大型の金融会社ばかりである。そのため、これらが韓国に進出した場合、韓国の小額融資市場が日本の消費者金融業者に占領されるのは時間の問題だとされている。また、日本の消費者金融業者の進出を防ぎたくても、与信専門金融会社は登録制、貯蓄銀行は大株主の適正審査に合えば承認されるため、今のところ制度的な対策はないという。

韓国ネチズンからは、「韓国の利子上限49%はひどすぎる」「国家が利子規制を強化すべきではないのか」「韓国の金融業界の責任もある」「日本の消費者金融からの攻撃だ」「日本の暴力団が来るのだろうか」「韓国が潰れる」などの声が出ている。

参照:国内消費者金融業者70%、日本の消費者金融業者が掌握 - MBC
参照:日本消費者金融業者‘ビッグ4’韓国に押し寄せる - 東亜日報