「フィットネスクラブ メディア EXIT」- <a href="http://www.exitmedia.jp/" target="_blank">EXIT</a>

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デジタルサイネージは、街中や交通機関などで広告や情報を提供する屋外型のネットワークメディアである。
ネットワークで情報を配信できるので、表示するディスプレイとネットワークのインフラがあれば、都会や地方といった場所や時間を選ばず、どこでも24時間情報を提供することも可能なSFの世界を実現することも夢ではない。

では、実際にデジタルサイネージの効果と活用方法には、どのようなものがあるのだろう。

今回は、デジタルサイネージの使われ方と効果をみてみよう。

■時は金なり、タイミングが人の感情を揺り動かす
人は、興味のないものや関心のない情報は、それが無料であってもいらないと思うものだ。
これまでの紙媒体の広告や設置型のディスプレイは、決まったコンテンツしか流れない固定型のものだったことから、一度設置すると一定期間は同じものが出ている。

しかし、実際に移動する人は、朝から夜まで、様々な時間に設置されたディスプレイの前を通っている。
朝通る人に、ビールの広告を見せられても直ぐ飲みたい、飲みに行こうという行動には結びつかないだろう。また、お昼過ぎに食事や料理の情報を見せられても同様に食欲には結びつかない。つまり、人の行動時間にあわせた情報提供こそが必要なわけだ。

デジタルサイネージであれば、ネットワーク経由で時間別の情報を提供できるほか、時にはアンビエントな照明やほかの場所の景色をライブビューするなど、屋外や交通機関などの中で行動時間にマッチした情報を表示させることで、そこにいる人の気持ちを動かすことができるのだ。

■場所にシンクロした情報が人を捕らえる
場所、それは動かし難いファクターだ。
駅の中では、電車や駅構内の施設紹介はもっとも利用される情報だろう。また映画館街であれば、最新映画プロモーション動画や放映時間の情報などは、その場にいる人の行動に大きな影響を与えることができる。
また、美容室ではファッション、フィットネスクラブでは健康、病院では医学など、特定の場所にいる人に向けたピンポイントな情報を提供できるため、その場にいる人にもっとも関心のある情報を届けることで、人の気持ちを捕らえ、情報を届かせることができる。
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■感情を動かす
人は理屈だけでなく、感情に左右されることも多い。一般的には場所や時間に影響されることが多いが、決して場所や時間だけで行動が決められているわけではない。

人は、感情の生き物だからだ。同じ場所、同じ時間にいても人の気持ちは十人十色、みな違う。デジタルサイネージは、流れゆくイメージや動画により喜怒哀楽のような多様なメッセージを提供することができる。このことが、より多くの人の琴線にふれる可能性を持っているのだ。

■アイシテ(AICCTE)の法則
デジタルサイネージには、6つのキーワードがあり、こうしたキーを活かしていくことで、これまでにない環境型情報メディアとして展開できるという。
アイシテ(AICCTE)の法則


●アイシテの6つのキー
・視聴態度attitude:どんな状態で視聴しているか
・情報information:誘導やサービス・案内として視聴
         (生活)者に必要な情報情報information
・コンテンツcontents:表現の工夫・クリエイティビティ
・サーキュレーションcirculation:どれくらい視聴しているか
・タイミングtiming: 生活者の行動やタイムライン上を考慮した視聴接点づけタイミングtiming
・エモーションemotion:生活者の媒体接触時の欲求・心理状態を把握した表現

デジタルサイネージコンソーシアム(Digital Signage Consortium)
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