セリエA第20節の7試合が25日に行われ、首位インテルがホームでサンプドリアと戦い、1−0で勝利した。エースのイブラヒモヴィッチを出場停止で欠いたインテルだが、この試合が評価を高めるチャンスとなったアドリアーノが前半終了間際にマイコンのアシストからボレーシュートを決めて先制した。前半終了のホイッスル後、主審に詰め寄ったモウリーニョ監督が退席処分となり、後半は指揮官不在の中で戦ったものの、虎の子の1点を守りきった。
 インテルは勝ち点を46に伸ばし、前日並ばれていたユヴェントスとの差を再び3ポイントに広げた。
 
 ミランはアウェイでボローニャと対戦。9分にディ・ヴァイオにPKで先制を許すが、13分にセードルフが決めて同点、その4分後にはカカのPKで早くも逆転に成功した。その後40分にボローニャが1人退場者を出すと、43分、カカがこの日2点目をゲット。やはりミランに必要な選手であることを改めて示すと、後半にはベッカムが移籍後初ゴールを決め、4−1で快勝した。
 ミランは勝ち点40で3位につけている。
 
 好調ジェノアはカターニアと1−1で引き分け、勝ち点36の4位。カターニアの森本貴幸は先発からはずれ、76分から途中出場した。
 また、徐々に復調してきているローマはナポリとアウェイで戦い、メクセス、フアン、ヴチニッチのゴールで3−0快勝。ナポリと同じ勝ち点33で、5位タイまで浮上してきた。