「反恋愛主義」第1章：恋できないのはいい男がいないせい？ 恋愛ヒッキーに喝！
食事に誘うのは男性からが当たり前、女はオシャレして待っていればいい。国立社会保障・人口問題研究所が公表した「出生動向基本調査」でも、30〜34歳の未婚女性のうち、「結婚できない理由」について「適当な相手にめぐり合わない」との回答がもっとも多いと報告されているそう。“めぐり合い”を待つ前に、自らアクションをおこすべきのような気がしますが…。
そんな、恋愛ヒッキーにピッタリの映画「反恋愛主義」は、ハンガリー発の独女ムービーとして話題の期待作。「えっ、ヨーロッパにも独女がいたの？」と驚いた方も多いはず。そう、実は独女は日本だけではなく、全世界に広がる一種の社会現象だったのです。
人気劇団の脚本家ドラは、仕事もバリバリこなす、セクシー美女。しかし、結婚間近だった恋人に妻子がいることを知り、男に依存しない生き方を心に決める。出会いも無いし、寄ってくるのは変な男ばかり…。これって、日本の独女達が抱える悩みとソックリではありませんか！
映画の中でこんなシーンがある。仕事に疲れ、ベッドの上であぐらをかきケーキを食べる、脱いだ洋服も散らかしっぱなし。欠けているティーセットもそのまま使い続ける…。そんなだらしない生活をしておきながら、親友に「いい男がいない」と愚痴り、お色気たっぷりに男に迫りまくる仲間には苦い顔。自ら行動しない、まさに恋愛ヒッキーそのもの。
こんな恋愛ヒッキー達について、独女通信の書籍版『反恋愛主義―婚活時代に幸せをつかむための、傾向と対策」』の中で精神科医のゆうきゆう先生はこう分析しています。「こうした女性たちは、若い頃にそこそこモテていたと思うんです。自分からは何もしなくても男たちが寄ってきていたため、相手の気をひく術を知らないままに年を重ねてしまったのではないでしょうか。」（独女通信の書籍版『反恋愛主義―婚活時代に幸せをつかむための、傾向と対策」』１５Ｐより引用）
どうやら過去にモテていた人ほど恋愛ヒッキーになりやすいということ。なるほど。それなら、「あの人キレイなのになぜ恋人がいない？」という疑問も納得できますよね。
恋愛ヒッキーの独女は、運命の相手が自然とあらわれ、男性から「付き合おう」と言ってくるのを望んでいる。それじゃあまるで、童話のお姫様。シンデレラ願望もほどほどにしないと…。
それを前出のゆうき先生は「当のシンデレラだって綺麗な格好をして舞踏会に行ったのです。どんなに魅力的でモテているようにみえる女性だって、はたからは分からないだけで、何かしら自分で行動をおこしているものですよ」（独女通信の書籍版『反恋愛主義―婚活時代に幸せをつかむための、傾向と対策」』１６Ｐより引用）とバッサリ。
童話のお姫様も独女よりちゃんと行動しているわけですね。
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・「反恋愛主義」特集ページ
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