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ここ数年、ロボット開発が目覚しい発展を遂げている。「ハート・ロボット」、つまり心を持ち、あらゆるシーンで感情を表現するロボットが次々と開発されつつある。そのような中、ロンドンの科学者らが開発したロボットが、大変な人気を呼んでいると英『デイリー・ニュース&アナリシス』が報じた。

ハート・ロボットに属するこのロボットは、ブリストルにあるウェスト・イングランド大学の科学者らが開発したもので、ロンドン科学博物館に「感情を持つロボット=Emotibots」という名前で展示され、大変な人気を呼んでいるという。

ロボットは幼い子供くらいの大きさで、拍動する心臓、呼吸で膨らむお腹、音や感触、動きに敏感に感じるセンサーを持っており、よくかまってあげれば嬉しそうに甘えて抱きつき、手足はリラックスし、心拍数も落ちつく。しかし激しい暴力的な音に対しては、こぶしを握り、目を見開き、心拍数が上がって体はすくむという。

ロンドン科学博物館で「感情を持つロボット」の展示を担当するホリー・ケイブ氏は、「ロボットは人形のようでもあり、ETとゴラムを足したような存在。見学する子供たちの接し方によって、様々な感情の反応を見せている」と解説する。ただし彼は、「今後のロボット開発には大変興味深いものがある。しかし同時に、モラル面でも問われることがおおいにありそうだ」とも付け加えた。

(編集部 Joy横手)

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