高市早苗・内閣府特命担当相(青少年育成担当)は2007年6月29日、07年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を閣議で報告した。それによると、03年春に卒業し就職した人の3年以内の離職率は、中卒70.4%、高卒49.3%、大卒35.7%で、「七五三現象」といわれる状態が続いていることを示している。また、06年のフリーター(15〜34歳)の数は187万人で対前年比14万人減、仕事や職業訓練をしていない「ニート」(15歳〜34歳)は62万人で同2万人減と、やや減少傾向を示したが、依然高い水準にとどまっている。