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手軽にお寿司を楽しめる回転寿司。レーンに乗ってグルグルと回るネタを見ると、食欲がそそられるものだ。

しかし、実際に回転寿司のお店に行ったときにどれくらいの人がレーンの寿司を取っているだろうか。なんとなくレーンのお寿司は鮮度が落ちているような気もするし、食べたいネタが回ってくるのを待つのが面倒で、自分で注文する人も多いだろう。

そこで、Jタウンネットでは2019年1月19日から2月25日まで、「回転寿司、レーンの寿司を取る?取らない?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:2070票)。

はたして調査の結果は――。

注文派7割、レーン派3割



今回の調査では「回転寿司、レーンの寿司を取る?取らない?」という質問に対して4つの選択肢を用意。「基本的に取る。注文は極力しない」「取って食べることが多いが、注文することもある」「注文することが多いが、レーンの寿司を取ることもある」「絶対に取らない」だ。

上のグラフの通り、「注文することが多いが、レーンの寿司を取ることもある」が50.7%(1050票)で過半数を占め、もっとも多い結果となった。

次いで、「取って食べることが多いが、注文することもある」が20.4%(422票)、「絶対に取らない」が20%(413票)、「基本的に取る。注文は極力しない」が8.9%(185票)と続いた。

「注文することが多い」「絶対に取らない」の2つを注文派とすると、その割合は70.7%に及ぶ。「基本的に取る。注文は極力しない」「取って食べることが多いが、注文することもある」というレーン派は29.3%という結果だ。

実際、マルハニチロが18年3月に発表した「回転寿司に関する消費者実態調査2018」でも、回っているネタと注文して握ってもらうネタのどちらを多く食べているかを質問したところ、「回っているネタ派」が29.1%、「注文派」が 70.9%で注文派が多数派となる結果だったという。

今回の調査とほぼ同様の結果となっていることは非常に興味深い。やはり、日本人の主流は「注文派」といって間違いないようだ。

また、「常にたくさんの寿司が回っているお店」と「注文された寿司がメインであまり寿司が回っていないお店」のどちらの回転寿司に行きたいと思うかという質問に対しては、前者が43.3%で、後者が32.1%だったそうだ(「どちらとも言えない」は24.6%)。

レーンには常にたくさんの寿司が回っていて欲しいけれど、注文は自分でしたい――そんな人間味溢れる結果となっている。

「絶対に取らない」人を日本地図で見ると...

一方で、今回の調査では「絶対に取らない」と回答した人も一定数を占めている。鮮度や食べたいネタの面から注文のみで済ますという人もいるようだ。「絶対に取らない」と回答した人の割合を日本地図に塗り分けしたものが下の地図になる。



ご覧の通り、山形、福島、群馬、奈良の4県では過半数以上の人が「絶対に取らない」と回答している。こちらの4県は、過去にJタウンネットで「回転寿司、実は『都会の食文化』だった 『経験率』に顕著な差、全国調査で判明」という記事の中でも紹介したように、いずれも回転寿司に「一度も行ったことがない」人の割合が過半数を超えた県でもあった。

たしかに、一度も行ったことがなければ「絶対に取らない」のも納得か...。

最近ではタッチパネルの導入により、注文した寿司がレーンで運ばれてくるという形式のお店も少なくない。思わず、「回転寿司のレーン、あんまり回っている意味がないんじゃ...」と思えてしまう結果だったが、使い道はまだまだありそうだ。