自宅キッチンに亡き息子の霊が…?(画像は『The Sun 2019年1月15日付「CHILLING MYSTERY Grieving mum spots ‘dead son’s ghost’ on kitchen CCTV after ‘transparent’ figure triggers camera sensor」』のスクリーンショット)

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防犯のために設置されていた自宅内CCTV(監視カメラ)のセンサーが侵入者を察知したが、そこには誰の姿もなかった。米ジョージア州のある民家で起こった不思議な出来事を『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

ジョージア州アトランタに住む2児の母ジェニファー・ホッジさん(57歳)は1月5日、娘のローレンさん(21歳)とともに奇妙な体験をした。

同日午後11時51分に、自宅の台所付近に設置されてあったCCTVのセンサーが反応し、ジェニファーさんのスマホが通知を受け取った。ちょうどその時、ジェニファーさんはローレンさんと寝室でテレビを見ており、居眠りをしかけていた。ローレンさんが母のスマホを確認すると、「玄関に侵入者あり」というメッセージとともに映像には白のパジャマ姿で髭を生やしたような男性が映り込んでいた。

カメラが捉えた不審者は透明で、映像を見たローレンさんは「ママ、台所に誰かいるわ。ママ…これ、ロビーよ!!」とジェニファーさんに伝えた。ロビーさんは2016年11月29日に他界したジェニファーさんの息子だった。

ジェニファーさんとローレンさんは恐怖を感じながらも台所に向かい、真実と対峙しようと試みた。しかし台所には誰の姿もなく、強盗に入られた形跡もなかった。それ以降、一家に変わったことは起こっていないそうだが、ジェニファーさんはこの時の出来事を次のように話している。

「今でもショックです。CCTVのセンサーは人の気配や音を察知するのですが、台所には誰もいませんでした。正直、何を信じたらいいのかわからないのですが、あれは亡き息子で、きっと私に天国で穏やかにしていると伝えに来てくれたのかもしれません。それにしても本当に奇妙ですけど。」

ジェニファーさんは過去にこのような経験を一度もしたことがなく、幽霊も見たことがない。しかしロビーさんが幽霊となって現れたと信じることで、自分も穏やかな気持ちになれると言う。

ジェニファーさんによると、ロビーさんは薬物過剰摂取により23歳という若さでこの世を去った。

「息子は、薬物依存でした。亡くなった時にもきっとヘロインを摂取していたのだと思います。でも調べてもザナックス(向精神薬)を購入したことしか突き止められず、おそらく偽のザナックスを摂取していたのではと思っています。それを偶然オーバードーズして亡くなってしまったのです。息子が亡くなる前には、私と一緒に薬物依存と闘う人々を救うための慈善活動をしていたこともありました。その活動は認められて、国内や地域でも賞をもらったんですよ。」

ロビーさんは自身が薬物依存に陥り助けを必要としていた時にも、他の依存者を助けようと親身になるような人物だったとジェニファーさんは語る。愛する息子を失ってまだ2年あまりのジェニファーさんにとって、今回の奇妙な人影は、実在する不審者ではなくロビーさんの霊だったと信じたい気持ちが強いのかもしれない。

このニュースを知った人からは、「今の時代は技術が優れているからこうした映像も簡単に細工ができるだろうし、これを100%信じろというのはちょっと…」「でも私は幽霊を信じる」「息子だと信じたいお母さんの気持ちもわかるけど、やっぱり不審者じゃない? 世の中には夜中に他人の家に平気で侵入して食べ物を漁る奴が実在するわけだし」「でも、実在する人間だったほうが幽霊より怖いよね」「幽霊なんてのは、自分が実際に見てみないとなかなか信じられないな」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2019年1月15日付「CHILLING MYSTERY Grieving mum spots ‘dead son’s ghost’ on kitchen CCTV after ‘transparent’ figure triggers camera sensor」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)