先日、ローソンとドコモの共同記者会見がありました。2018年4月からローソンで「d払い」を開始するというのです。「d払い」とは新たにドコモが開始する支払い方法で、スマホにアプリをインストールするだけで支払えるサービスです。

d払いとは?

d払いのメリットは、物理的なカードを持ち歩かなくてもいいということです。d払いのアプリをインストール後、dポイントカードなどで利用しているdアカウントでログインします。

ログイン時にドコモ回線利用者の場合は、電話料金合算払いを選べます。たとえば、ローソンでd払いすると通信料金とローソンで買った金額が合算されて後日引き落とされるという仕組みです。ドコモ回線以外の場合はVisaかMastercardのクレジットカードを登録すると使えます。

"便利"というだけではあまり使われないため、"お得"も用意されています。支払い額200円(税込)につき1 dポイントを獲得でき、クレジットカードのポイントもゲットできます。さらにdポイントカードやPontaカードを提示すれば、提示のポイントも獲得できます。

ローソンはさまざまな支払いに対応

ローソンといえば、かねてからさまざまな支払い方法に対応しています。クレジットカードだけでなく、2016年12月にはWAONでも支払えようになるなど、さまざまな電子マネーにも対応。さらに2017年1月にはLINEで支払えるLINE Payコード決済に、8月には楽天ペイに対応。そして2018年4月にはd払いのバーコード決済を導入予定。また、時期は未定ですがOrigami Payも検討されています。

ローソンがさまざまな決済サービスを導入するのには理由もあるようで、やはり現金払いが圧倒的に多いとのこと。レジ渋滞で購入を諦める人や、店舗側の小銭の両替などの手間を考えると、キャッシュレスを推進したいということです。

キャッシュレス化はわかるのですが、あまりにも選択肢が増えすぎて、どの方法で支払うのがお得なのかがわかりません。

ということで、ここでお得な支払い方法を考えてみましょう。細かい計算が入るため、結果まで一気に読み飛ばしてもらっても構いません。

最も簡単でお得なのは...

まず、もともとの還元率が高いクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードで直接支払うことを考えます。

現時点で還元率が高いのは年会費無料のLINE Payカード。還元率は2%です。タカシマヤプラチナデビットカードは年会費3万円(税抜)ですが、こちらも還元率は2%です。これに加えて、dポイントカードやPontaカードを提示すると還元率は3%となります。

続いてWAONやSuica払いを考えてみます。電子マネーを利用するにはクレジットカードからチャージして支払うのがコツ。Suicaはビューカードでチャージすると1.5%のポイントを獲得できます。WAONの場合は一部のJALカードでチャージすると1%のマイル、支払時には0.5%のマイルを獲得できるため、Pontaカードやdポイントカードの提示で2.5%還元です。頑張っている割にはちょっと低いですね。

では、d払いなどのスマホ決済を見てみましょう。楽天ペイとd払いは支払時に0.5%のポイントを獲得できます。登録できるクレジットカードはVisaかMastercardとなるため、還元率が高いLINE Payカードは対象外。なので年会費は高いですがタカシマヤプラチナデビットカードの2%で考えてみます。Pontaカードやdポイントカードの提示で1%、クレジットカードの2%に加えて、バーコード決済の0.5%ですから合計3.5%還元です。

なかなかの還元率になってきましたが、タカシマヤプラチナデビットカードの年会費が3万円(税抜)と考えるとあまりお得ではないです。

現時点で一番簡単、かつお得になる方法は、dカードの利用でしょう。dカードは初年度無料、2年目以降が1250円(税抜)の年会費ですが、前年1回でも利用があれば無料になります。

ローソンでdカードを提示して1%のdポイントをゲット。dカードで支払うと1%のdポイントをゲット、請求時に3%の割引があるため、合計5%還元です。色々な支払い方法がありますが、ローソンではdカード 1枚で支払うのがおすすめです。

d払いなどのアプリも便利ですが意外と大変なのがアプリの切り替え(http://bg-mania.jp/2017/08/26217823.html?p=3)。結局、「カードが一番簡単・便利」という結論に達してしまいそうです...。

ただしd払いが開始するタイミングで、おそらくd払いのキャンペーンが行われるので、キャンペーンは見逃さずに!