さっそく真新しいユニホームに身を包んだサンチェス(左)とムヒタリアン(右)。 (C) Getty Images

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 今冬の移籍市場でもっとも注目されていたといっても過言ではない大型トレードが、ついに成立した。
 
 現地1月22日、マンチェスター・ユナイテッドのヘンリク・ムヒタリアンとアーセナルのアレクシス・サンチェスのトレードが、双方の公式サイトで発表された。
 
 この大型トレードについて、20日の時点で「合意した」と報じていた英『BBC』によれば、両選手は21日にマンチェスターとロンドンでそれぞれメディカルチェックを済ませ、あとは発表をするだけという段階にあったという。また、英紙『Daily Mirror』は、この移籍でサンチェスの週給が40万ポンド(約5800万円)になると報じている。
 
 現在29歳のサンチェスは、2014年の夏にバルセロナからアーセナルに移籍。約3年半で公式戦166試合に出場し、80ゴールを記録。2度のFAカップ制覇に貢献した。一方のムヒタリアンは現在28歳で、2016年夏にドルトムントからマンチェスター・Uに移籍して以来、公式戦63試合に出場して3ゴールをマーク。加入初年度でリーグカップとヨーロッパリーグの優勝を経験していた。
 
 かねてから噂されていたトレードが現実のものとなり、両者とも、クラブの公式サイトでその心境を語っている。
 
アレクシス・サンチェス(アーセナル→マンチェスター・U)
「僕は世界一のクラブに加わることができてワクワクしている。アーセナルでは3年半に渡って素晴らしい時間を過ごすことができた。ただ、この歴史的なスタジアムで、ジョゼ・モウリーニョと一緒に仕事ができるというチャンスを僕は見過ごせなかった。ユナイテッドのトップチームで初めてプレーするチリ人であることを誇りに思うし、クラブが僕を連れてきた理由を世界中のファンに証明したい」
 
ヘンリク・ムヒタリアン(マンチェスター・U→アーセナル)
「僕はこの契約を結び、ここに居られることを本当に嬉しく思う。僕はいつもアーセナルでプレーすることを夢見てきたので、今日、それが実現した。このクラブで歴史を作るために全力を尽くすつもりだ」
 
 気になるサンチェスの背番号は、エリック・カントナやデビッド・ベッカム、クリスチアーノ・ロナウドらが背負い、クラブの伝統となっている「7」に決定した。ムヒタリアンの背番号については「近日中に発表する」とされている。