酒井宏が俊輔の後輩になっていた!? 昨夏に名門3クラブからオファーが届いたことが判明

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マルセイユのほかにセルティック、アヤックスから誘いがあったと明かす

 日本代表、そしてフランスの名門マルセイユで右サイドバックの定位置を確保した感のあるDF酒井宏樹

 進境著しいプレーぶりを見せているが、スコットランド紙「スコッツマン」によると、かつて元日本代表MF中村俊輔(現・ジュビロ磐田)らが所属したセルティックと、オランダの名門アヤックスからオファーがあったと、酒井自身が明かしているという。

 同紙はフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」のインタビューを引用する形で、酒井のコメントを紹介している。記事で酒井は「3つのクラブから誘いがあった」と、昨夏ハノーファーから新天地を探す際の候補が複数あり、それがセルティック、マルセイユ、アヤックスと、すべて各国を代表するクラブだったと補足されている。

 2016年夏の移籍市場で、セルティックを率いるブレンダン・ロジャース監督は補強ポイントとして右サイドバックをリクエストしていたという。クラブは最終的にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに所属していたコスタリカ人DFクリスティアン・ガンボアを獲得している。

決断の決め手はハリル監督のアドバイス

 セルティックで中村、そして元日本代表MF水野晃樹(現・サガン鳥栖)に続く日本人所属選手になることはなかったが、酒井は当時の決断について「バヒド・ハリルホジッチ監督が、『マルセイユは良いクラブだぞ。自分が押しつける立場にはいないが』と伝えてくれた」と、日本代表指揮官のアドバイスを参考にしたことを明かしている。

 もしハリルホジッチ監督のアドバイスがなく、酒井自身の選択が少しでも変わっていたとしたら……、中村らの後輩として緑と白のユニフォームを身にまとい、スコットランドの名門の一員としてサイドを駆ける姿があったのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images