米マサチューセッツ州ボストンの裁判所(2015年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米マサチューセッツ(Massachusetts)州の少年裁判所で16日、恋人だった10代男性が長期にわたって計画していた自殺を実行するよう迫り、死に追いやったとして非故意殺罪に問われていたミシェル・カーター(Michelle Carter)被告(20)に有罪が宣告された。

 カーター被告は裁判官から審判が伝えられる20分の間、涙をティッシュで抑えながら泣き崩れた。マサチューセッツ州には自殺ほう助を取り締まる法律はなく、この判決で同州には新たな展開がもたらされることになりそうだ。

 コンラッド・ロイ(Conrad Roy)さん(当時18)は2014年7月、駐車場に止めてあったピックアップトラック内で一酸化炭素中毒により死亡しているところを発見された。

 裁判所では当時17歳だったカーター被告がロイさんと何百通ものメッセージをやり取りし、その中でロイさんが計画した自殺を実行するように迫っていたことが明らかにされた。また、カーター被告はロイさんの自殺の計画を両親には秘密にし、母親にうそをつくようしきりに促していたことも分かった。

 ローレンス・モニズ(Lawrence Moniz)判事は有罪の決め手として、カーター被告がロイさんに対し、(一酸化炭素の充満している)小型トラックからロイさんがいったん外に出たとき、中に戻るように指示したこと、さらにその危険について知らせることを怠った点にあると述べた。

 カーター被告は陪審員による審理を求める権利を放棄しており、有罪判決の場合は最大20年の禁錮刑が科される。現在保釈中のカーター被告には8月3日、ボストン(Boston)南郊トーントン(Taunton)で量刑が言い渡される。
【翻訳編集】AFPBB News