アビゲイル・ブレスリン(右)も、PTSDに苦悩(出典:https://www.facebook.com/Signs-Movie-250047795024227)

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2002年のアメリカ映画『サイン』でメル・ギブソン演じる元牧師の娘を演じ、自然な演技を絶賛された女優アビゲイル・ブレスリン。現在21歳で女優業を続けている彼女がインスタグラムを更新し、元恋人によりレイプされたこと、それによって今もPTSDに苦しんでいることを明かした。

このほどアビゲイル・ブレスリンがインスタグラムに、以下のような文書を投稿した。

「私はレイプの被害届を出していませんが、それは多くの理由があるからです。」
「まず第一に、私は完全なショック状態にあり現実から目を逸らしていました。自分を犠牲者だと思いたくなくて、そのようなことは起こらなかったふりをしたのです。」
「それに私はレイプ犯と交際していたので、信じてはもらえないと思っていました。それにこれを知れば家族や友人がどんなに傷つくか。そのような思いはさせたくありませんでした。」
「それ以来ずいぶん前進したものの、苦悩していないというフリはもうしません。」

そんなアビゲイルは今もレイプの情景がふと蘇り苦しくなるほか、悪夢をみることも多いとのこと。また突然誰かに触れられると飛び上がるほど怖い思いをするといい、心の傷は今も癒えていない。アビゲイルは「届出を出した事例であろうとなかろうと、レイプはレイプ」と文章を締めくくっており、警察に通報できない被害者の気持ちを代弁した。

ちなみに同じくレイプ被害を受けた経験のある歌手レディー・ガガも、「被害から7年間ほど、誰にも打ち明けることが出来なかった」「どう考え、どう受け入れたらいいのかも分からなかった。どうすれば自分を責めずにすむのかも…」「あのレイプで、人生が変わってしまった。私という人間が完全に変わってしまったの」と告白し、PTSDに苦しんでいることも明かしている。

「被害を受けたと言いつつ、通報すらしていない」「単に話題集めではないか」という意見もあるが、打ち明けられぬ被害者の苦悩は大きく、通報やその後の捜査協力に大変な勇気が必要であることは言うまでもない。今回のアビゲイルによる勇気ある告白を受け、多くのファンが「ありがとう」「あなたを誇りに思います」とコメントを書き込んでいる。

出典:https://www.facebook.com/Signs-Movie-250047795024227
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)