テレビ朝日「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」(4日放送分)では、「元代表選手が今まで絶対言えなかったサッカー日本代表の秘密を暴露」と題し、元日本代表・鈴木隆行氏がゲスト出演。"あの決勝ゴール"の驚くべき裏側を明かした。

それは2004年10月13日、オマーンで行われたドイツW杯アジア地区1次予選のオマーン戦だ。1次予選突破を懸けた、まさに"絶対に負けられない一戦"は、その後半、中村俊輔の速いクロスを鈴木氏がヘッドで押し込み1-0で勝利を挙げている。

この決勝ゴールを振り返った鈴木氏は、「実はこのゴール、適当に走って飛び込んだら偶然ボールが飛んできただけ」と告白。「初めて言うんですけど・・・。言い難かったんで言わなかった」などとその裏側を語り始めた。

中村俊輔選手が左サイドに流れてセンタリングを上げたんですけど、僕は凄い焦って入ってきたんです、後ろから。走るのに必死になり過ぎちゃってボールを見るの忘れてた。センタリングがもしかしたら上がってるかもしれないからと思って必死に走ったら既にセンタリングが上がってきてた」。

当時の様子をこう説明した鈴木氏は、「気付いた瞬間、ボールがここ(目の前)にあった」と言い、ゴールした直後は「頭に当たって入った瞬間“やっべぇ、俺すげぇ運が・・・”」などと思ったそう。

だが、その裏には言うまでもなく、中村の正確なセンタリング技術がある。同じくゲストの中澤佑二は「俊輔は狙います」とキッパリ。大黒将志も「コーナーの時に(中村からは)"動くな"って言われます。ここ(ヘッド)に当てるから」と続けたが、VTRで登場した中村本人は「たまたまでも、あれを枠に入れて決定打ですからね。全部含めて能力じゃないですか」と鈴木氏のゴールを称えると、自身のクロスについては「大体ですよ」と謙遜した。