子供の思春期!性教育は誰の仕事!?

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我が子が思春期に入ると、気になってくるのが「性教育」です。きちんとした知識を持ってもらいたいけど、子どもにいざ話すとなると、どのように話をすればいいかわからないということもあるでしょう。学校で学ぶ性教育だけに頼ってしまって問題ないのか、それでは遅いのではないか、などと悩んでしまいますね。一体、性教育はどのように行えば良いのでしょうか。
学校任せで大丈夫!?
小学校の中・高学年になると学校で性について学ぶ機会があります。女子は、生理についてなど赤ちゃんを産む準備による体の変化を学びましたよね。男女ともに、それぞれの体の違いや、発育の過程で起こる体の変化なども学びます。高学年の理科の授業では、精子や卵子について、赤ちゃんができる仕組みなども勉強します。

しかし、小学校では「性交」について学ぶことはほぼありません。これは、日本の国がそのように定めているからです。

小学校では、子供の興味を刺激する程度の知識習得しかできず、具体的な第二次性徴や性交について学ぶのは、中学生になってからとなります。子供たちは、好奇心や疑問と興味から自分で調べたり、憶測したりして、間違った情報を信じることがあるかもしれません。

昨今の子供は、成長が早いと言われています。女子は早い子で3、4年生で初潮を迎える子もいますし、男子もその頃には、精通を経験する子がいるのです。学校での性教育は、現代の子供の発育と比例していない部分があるのかもしれません。

実際に、ある高学年の男子が夢中で自分の性器を触っていたのを母親が目撃した例があります。何も言えずに見なかったふりをしたようですが、正常な成長とはいえ、いつ、どこで、性教育を正しく行うべきか悩ましい問題と言えるでしょう。
家庭での性教育が大切
このように、子供が性に興味を持つ時期に、正しい知識を学校ではまだ教えてくれていないという現実があります。また、ある程度知識を得てからの性教育は、恥ずかしさが加わり、素直に話を聞けない子供が出てくるかもしれません。

パパやママは、子供の体の変化を感じとるくらいの時期、小学校4年生くらいの時期に、一度家庭で正しい性教育を行うことが必要ではないでしょうか。具体的な性交の説明は省いても構いませんが、体の変化や赤ちゃんがどうして生まれるのかについて、パパとママが愛し合って子どもが生まれた事実などを一度説明しておくと良いかもしれませんね。

もしも、我が子の体の変化や、異性への興味でとまどうシーンがあったとしても、正常に子どもが成長していると受け止め、温かく見守ってあげてください。
男の子にはパパの出番!
女の子へは、生理のことや体の変化についてママが詳しく説明することができるでしょう。子どもの疑問にもできる限り答えてあげてください。しかし、男の子の場合には、ママでは上手に説明できない部分もありますよね?そのような場合には、ぜひ、パパの力を借りてみてください。男同士の方が話しやすい話題もあるかもしれません。

子どもの部屋でエッチな本や、動画などを発見したとしても、決して子どもを叱りつけたりはせずに、夫に相談すると良いでしょう。

昨今の子供は、幼い頃からスマホやパソコンを与えられる傾向があります。親が知らないところで、いろんな手段で興味のあることを検索する能力に長けています。間違った知識を得る前に、正しい性教育を家庭で行うことが大切になってくるでしょう。
「生」についても教えよう!
性教育を行う際には、「生」教育を一緒に行ってみてください。愛し合って、子供が生まれ、生きていくことをしっかり伝えて、異性との付き合い方なども教えていければ良いですね。

そうすることで、人工妊娠中絶や、性感染症などのリスクも軽減することができるのです。

パパとママも愛し合い、そうして、あなた(愛する我が子)が生まれたのだと伝えれば、子どもも思春期を迎えた頃に自分は愛されているのだと理解することができることでしょう。

思春期には、親のことをうっとうしく思う時期があるものです。そんな時期も両親の愛を認識できていたなら、家族の絆が緩むことはないでしょう。

子どもの性教育は、学校で教えてもらうだけでは足りないかもしれません。もしも、子どもが思春期を迎える頃に、気になる点があった場合には、一度家庭でもしっかり話をする必要があるでしょう。夫にも協力してもらい、子どもの心と体のケアができると良いですね。

ふう

ライター

3人の子どもの母でありながら、ライターとして得意分野の恋愛系コラムを中心にWEB媒体などで執筆中。自らの円満家族生活をもとに、家族関係についても発信し、活躍している。

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