日本初の月面探査機、2019年度に打ち上げ 三菱電機が受注と報道
アメリカやロシア、それに中国が月面探査をすすめる中で、どうも遅れているイメージのあった日本。しかし、そんな状況ももうすぐ変わります。日本経済新聞は18日、JAXAが2019年度に打ち上げる日本初の月面探査機の製造を、三菱電機が受注したと報じています。
JAXAは以前より、無人月探査機「SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)」を2019年度の後半に打ち上げると発表していました。報道によると、この月面探査機は従来の10倍以上も正確な着陸が可能だそうです。また、JAXAは今後は月面基地の建設や火星探査なども計画しているとのことで、日本の宇宙開発の今後が非常に楽しみになってきました。
日本はこれまで「はやぶさ」や「はやぶさ2」などの小惑星探査機を打ち上げてきましたが、月面への探査機の派遣は初めてとなります。また2007年には月の上空を周回する月周回衛星「かぐや」が打ち上げられ、月のマップや重力異常に関する調査が行なわれました。
その他にも、日本では民間プロジェクトとして月面探査機「HAKUTO」が計画されています。こちらは月面無人探査コンテスト「Google Lunar X Prize」の参加者として探査機を打ち上げる計画で、KDDIなどもオフィシャルパートナーとなっています。HAKUTOの打ち上げは2017年から2018年を予定。今、日本の宇宙開発はJAXAや民間企業によって大きく進展しようとしています。
Image Credit: JAXA
■三菱電機が月面探査機 日本初、19年度にも打ち上げ
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