花蓮県警察局提供

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(花蓮 9日 中央社)花蓮市内の下水道工事現場で今年1月に見つかった白骨化遺体が、米国で行われた放射性炭素年代測定で約1000年前のものだったことが分かった。鉄器時代に台湾東部で栄えた静浦文化の時期に埋葬された人だとみられる。

花蓮県文化局の陳淑美局長は、さらに調査を進め、年齢や病気の有無、暮らしぶりなどを含めて、過去の文化や歴史が理解できればと期待を寄せる。

遺体が出土した地点は住宅や商店が密集しており、さらなる文化財や遺跡が見つかる可能性もある。遺跡として指定するかなどについては、会議を開き専門家から意見を聞くとしている。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)