4日、中国で開催中のサッカー東アジア杯では、なでしこジャパンと韓国代表の一戦が行われた。初戦の北朝鮮代表戦を落としたなでしこジャパンは中島依美のゴールで先制するも後半に2失点。逆転負けを許し2連敗となった。

すると日本テレビ「NEWS ZERO」ではサッカー解説者・北澤豪氏が同一戦を振り返っている。

「アジアはレベルが高いんですけど、なでしこはW杯準優勝ですから」と切り出した北澤氏は、「新戦力発掘というテーマは挙げてますけど勝ちながらチームを強化する必要があった」とコメント。若手主体で臨んではいるものの、W杯の準優勝国としてタイトルは目指すべきだったとした。

またW杯招集メンバーとの差を訊かれた北澤氏は「2戦見て少し差があると思いました」と話すと、「人数で見るとW杯はメンバーは23人、リオ五輪は18人なんです。5人少なくなるのでよりここに入っていくのは厳しくなる」と今後狭き門が待ち受ける今回のなでしこジャパンメンバーに厳しい見通しを示す。

それでも「全体的に見てもW杯メンバーよりも足元の技術は高い」という北澤氏は京川舞の名を挙げて評価したが、佐々木則夫監督が韓国戦後「いい勉強になった」とコメントしたことについては「いい勉強だけで終わってしまうのはどうかなと思いますけど」と苦言を呈した。