/老いて世に捨てられるは、かつて力を濫用し、年下たちの恨みを買った因果の応報。自分に力があるうちに、できるだけ多くの若い人々を育て、人間として慕われるようになっていてこそ、後に支えともなってもらえる。/惜しまれつつ逝く人もあれば、憎まれながら命をながらう人もある。生老病死、一切皆苦と言うが、老いて病み、世に捨てられて、なお生き続けるほどの苦はあるまい。しかし、それもまた因果応報、自業自得。その人