「阪神紅白戦、白組0−4紅組」(9日、安芸市営球場)甲高い打球音がどよめきと歓声に埋もれた。紅組の1番で先発した阪神・佐藤輝明内野手が、集まった視線をさらにくぎ付けにする。右翼フェンス直撃の二塁打。切り込み隊長が、試合開始早々にひと振りで流れを引き寄せた。「いいスイングはできた。3打席とも良かったと思います」若き主砲のバットからいきなり快音が響いた。初回先頭。津田が投じた1ボール2ストライ