【ワシントン時事】米共和党のトランプ前大統領は、バイデン政権の国際協調路線を覆し、「米国第一」の自国優先路線へ再びかじを切る。足元では欧州と中東の紛争収束に取り組むとみられるが、具体的道筋は見えないままだ。トランプ氏はロシアのウクライナ侵攻について、2025年1月の大統領就任前に「決着をつける」と述べ、交渉により早期に終結させる考えを示してきた。ウクライナのゼレンスキー大統領とは今年9月にニュ