自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が争点の一つになっている衆院選で、全国から熱視線が注がれるのが和歌山2区だ。派閥の裏金問題の責任を取る形で今年3月に引退を決めた二階俊博元幹事長(85)の後継として、秘書だった三男・伸康氏(46)が出馬。一方、裏金問題を受けて離党した世耕弘成前参院幹事長(61)は鞍(くら)替えして対抗し、保守分裂の激戦区と化した。ともに「厳しい選挙」と謙遜するが、高い