こちらは「ろ座(炉座)」の方向約1億4000万光年先の銀河「NGC 922」です。渦巻腕(渦状腕)はゆがみ、明るい中心部分は銀河全体の中心からずれた場所にあるように見えます。NGC 922の形態にみられるこれらの特徴は、観測されている状態から約3億3000万年前に、ここには写っていない近くの矮小銀河「LEDA 3080368」と衝突した結果生じたのではないかと考えられてきました。【▲ ろ座の銀河「NGC 922」(Credit: Dark Energy Survey