糖尿病が重症化すると、最悪の場合「足を切断」しなければならなくなることは、糖尿病を患ったことのない人にも広く知られていると思います。「靴擦れ」といった日常的な足のトラブルが、足を失うきっかけにつながることもあるほど、糖尿病と「足」は密接に関わり合っています。しかしなぜ、糖尿病と「足」はこれほどまでに深い関わりがあるのでしょうか。自身も30年の1型糖尿病歴がある、内科医・糖尿病専門医の市原由美江さ