「お前の曽おじいさんは日本人だよ。このこと知っていたの?」と父は大学入学式で私に言った。私は本当に驚いた。大学の専攻として日本語を選んだのは、英語は得意なので、別の言葉を勉強して将来の就職競争力をつけたいと思ったからだった。まさか日本出身の祖先がいるとは思わなかった。それを知った後、曽おじいさんについて父に尋ねた。更に話をすると、次のようなことが分かった。曽おじいさんは日中戦争の中後期に「開拓団」