国家公務員に適用される地域手当によって実質的に報酬が減っているのは「違憲だ」などとして、三重県・津地裁の竹内浩史判事が7月2日、名古屋地裁に未払いの報酬の支払いを求める訴訟を起こした。請求額は240万円。名古屋地裁は同日、訴状を受理した。提訴後、愛知県弁護士会館で開かれた記者会見で、竹内氏は「現役の裁判官が原告となる(報酬をめぐる国賠等の)訴訟は初めてではないか」と話した。地域手当は、大都市圏で手厚い