韓国人であることを理由に上司から「レイシャルハラスメント」(差別的な扱い)を受けたので、会社に申し立てたところ解雇されたとして、元外資系証券マンの40代男性が、損害賠償や解雇無効を求めた裁判の判決が6月27日、東京地裁であった。角谷昌毅裁判長は、請求を棄却した。(ライター・碓氷連太郎)●上司から「天皇を侮辱するな」と言われた原告側によると、男性は2007年、モルガン・スタンレーMUFG証券に転職した。当時の上