アメリカ軍からの攻撃を受け沈没する重巡洋艦「三隈」(写真・ullstein bild/時事通信フォト)旧日本軍のミッドウェー海戦での敗北は、太平洋戦争の転換点であった。1942年6月5日、主力空母4隻の喪失により日本の快進撃は停止した。以降、日米はマリアナ沖海戦まで膠着状態の中での消耗戦に陥るのである。敗因は今なお議論されている。日本の情報秘匿が失敗したことを筆頭に、作戦目標が不明瞭だったこと、再攻撃実施や兵装転換と