1960年〜1970年代の読売ジャイアンツを率いた王貞治と長嶋茂雄は「ON砲」と呼ばれ、日本プロ野球の黄金時代を支えてきた。作家のロバート・ホワイティング氏によれば「生涯成績を比べても、長嶋よりも王が上なのは明らかだ。しかし、それでも長嶋が圧倒的人気を得ていたのには理由がある」という――。※本稿は、ロバート・ホワイティング著、松井みどり訳『新東京アウトサイダーズ』(角川新書)の一部を再編集したものです。長嶋