バイデン大統領がブチ上げた「バイデノミクス」とは(写真・ロイター)イギリスのサッチャー元首相やアメリカのレーガン元大統領が象徴的な存在となっている「新自由主義的経済政策」が風前の灯火となっている。本家本元のアメリカで、バイデン大統領ら政権中枢が相次いで自由貿易を公然と批判し、国内産業の振興に重心を移す保護主義的主張を展開しているのだ。英米両国政権によって強力に推進された新自由主義は、冷戦崩壊とグロ