三重県で2023年5月に行われた伝統行事「上げ馬神事」が、動物愛護の観点から議論になっている。馬に乗って急斜面の土壁を乗り越えさせることで、豊作や吉凶を占おうとする神事だが、難易度が高く人馬に危険が伴う。今年も1頭の馬が骨折し、安楽死させた。「長年守ってきた人たちとっては生活の一部」三重県への取材や県観光連盟のウェブサイトなどによれば、上げ馬神事は600年以上前の南北朝時代から続く県の神事だ。例年10万人ほ