太夫、三味線が床(ゆか)から語り、奏でる中、主(おも)遣い、左遣い、足遣いの三人で一体の人形を躍動させる人形遣い。近年、その主遣いとして大きな役をこなし、今後ますますの活躍が期待されるのが、吉田玉助(57)だ。祖父、父も人形遣いという家に生まれ、40年近く「吉田幸助」として活動後の2018年4月、五代目として現在の名を襲名。“同い年”の国立劇場の閉場までカウントダウンが進む中、文楽への情熱や思い出を語って