2023年3月9日、灰原薬さんの人気マンガ『応天の門』(新潮社)の17巻が発売された。『応天の門』は、平安時代の都を舞台にしたバディ・サスペンス。ひきこもり学生の菅原道真と、噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが、京で起こる怪奇事件を解決していく。発行部数は累計185万部を突破し、宝塚歌劇での舞台化も話題となっている注目作だ。17巻で描かれるのは、帝の世継ぎをめぐる後宮での権謀術