現代的な艦艇の黎明期、いまではまったく見られなくなった「機砲」なる独特の機構を備えた火器がありました。現代の機関砲とも異なるこの火器が各国の艦艇に普及した背景には、とある「新兵器」の登場も関わっています。旧日本海軍艦艇も装備した「機砲」とはなんぞや?明治、大正期の日本海軍軍艦の武装要目を見ていると、「機砲」という兵器が出てきます。日清戦争に参加した「三景艦」として知られる松島型防護巡洋艦にも「37