タデ科の植物である藍を染料として用いた染物「藍染め」。実は藍染めの布の歴史は古く、エジプト、インドはもちろん、中南米やアフリカでも古くから世界各地で利用されてきました。日本における藍染の歴史は、諸説ありますが飛鳥時代から奈良時代に中国から持ち込まれたといわれています。その後、武家社会が確立した鎌倉時代以降、藍染の衣服は武士が好んで身につけたため、より発展していきます。武士が好んで身につけた理由は、